お散歩ネット |
僻地新潟のそのまた僻地松之山の辺境に位置する中立山集落は、プロの写真家であった小暮ちゃんが移住して百姓に職業替えした2001年には7軒の所帯数を誇る人口密集地であった。 しかし、高齢化に伴う人口の自然減に追い討ちをかけるように、2004年、2005年と記録的な豪雪が連続し、いわば雪に負ける形で集落を見捨てる所帯が続出、2006年の冬はとうとう2所帯、人口2人という過疎に陥ることとなった。そのうちの1所帯もばあちゃん1人だけなので、今年の冬の状況次第では逃げ出してしまう可能性がある。 ま、小暮ちゃん1人になっても人口ゼロにはならないわけだけど、問題は田んぼである。集落を去っていく人たちから頼まれて耕作する分も合わせると、小暮ちゃんの責任面積は5反を超えることになる。 機械が使える平地の田んぼならいざ知らず、無農薬、手作業中心という小暮流では棚田5反はとてもじゃないが手に余る。そこで、お散歩ネットで一部を肩代わりしようというのが今回の発端なのである。 とりあえず、ドシロートのお散歩ネットでできるかどうかのテストケースとして、初年度である2007年、1反の半分、5畝(せ)を任されることになった。田んぼの枚数にして3枚前後になる。 この田んぼを耕すために、お散歩ネットの中に「お田んぼクラブ」を結成する。概要は下記の通りである。 |
【役員】 組長:キット(埼玉) 代紋:けんちゃん(新潟) 若頭頭:相沢(埼玉) 金庫番:ミサ(東京) 舎弟:モト(新潟)、カンノ(東京)、ヒロ(茨城) ※ 作業に3回参加した会員は舎弟に取り立てる。 |
【みかじめ料】 役員は年間1人1000円。 会員は年会費なし。 ただし、役員、会員とも参加1回あたり500円の参加料。 ※ 食費、宴会費、宿泊費、交通費は全員自己負担。 宿泊は基本的に民泊、もしくは黒倉の※ 茅屋で合宿。 |
【アガリの使い道】 地代 5,000円 用水管理費、用水使用料 1,000円 苗・種籾、袋などの購入費 3,000円 機械・道具使用料など 5,000円 その他 |
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【入会】 それぞれの作業日程を前以て通知するので、その時々に参加希望を受け付ける。すべて1泊2日の日程で、できるだけ農作業半分、撮影半分になるよう計画する。 |
【山分け】 天変地異などがなければ、5畝で2、3俵(120〜180kg)の玄米が収穫できる予定。うち10kgを小暮ちゃんに上納金(インストラクター謝礼)として献上し、役員は各3kgをピンハネする。残りを作業参加者全員が作業延べ日数に応じて山分けする。 |
【その他】 ※ 各自で準備するもの:汚れてもいい作業着(トレーナーが動きやすい)、着替え、手拭い、雨合羽(コンビニの上下一体型透明レインコートがいい)、長靴、軍手(滑り止めがついたものがいい)、防虫スプレー(田植え時のブヨ、夏場の蚊対策)。 ※ 傷害保険は各自で契約すること。 |
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作業日程(概要) 作業日程は気候により変動する可能性がある。 原則として2週間前には作業日と作業内容を告知する。
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